飛べない鳥 第五話




勢いよく襖を明けるとそこには綺麗に敷かれた二組の布団があってオレはそこに投げ飛ばされる。


 「ぃた‥」


思いきり腰を打ち付けてしまい小さく呻き声がもれる。
腰を擦りながら立ち上がろうと顔を上げると同時に襖を閉めてオレを見た。


 「……何だよ」


オレを見つめたまま黙っているその瞳に余計怒りを覚え、睨み付ける。
すると信長は馬鹿にした様に小さく喉の奥で笑う。
すると髪が揺れて長い前髪で見えなかった片目がチラリと見え、自分を見据えているのが解った。
その瞳があまりにも不気味に見えて思わず息を飲んで後すざる。


 「逃げられはしないと言うのに一体どこに行こうて言うのか…」


楽しそうに瞳が細くなりオレが一歩下る度に一歩迫って来る。
今下がった一歩が最後だった。
もう後ろは壁でこれ以上は逃げられない…。


 「嫌だッ!!来るな!」


そう声を荒げて伸ばしてきた手を爪を立て肌を抉る様に叩き払う。
その行為に信長は小さく舌打ちし、引掻き傷から血が染み出てくるのを忌ま忌ましそうに見つめている。
この隙に逃げられるかもしれない!逃げられた後はどうなるか分らないけど…
きっとこの状況よりはましになってる事を祈って駆け出す。


 「――ぅぐッ」


足には自信があった。
でも信長が捕らえる方が早かったのだ…
何て反射神経だ。
訓練された戦士の様なこの男にオレの浅はかな考えは打ち砕かれた。
捕らえられる瞬間、後頭部にチリッと痛みが走る。
その後に何かとてつもなく硬い物で頭を殴られた様な痛みと
激しい目眩に襲われて気持ち悪くなり嘔吐してしまった。


 「ふん‥。逃げようとせず大人しくしていればこんな目に合わなかったものを…」


苦しげにもがくオレを冷たく見て、信長はそう呟いただけで
布団の上に叩付けて服を脱がしていく。
こいつに人間としての心はないのか?
それともオレを人間と思って扱っていないかだ…。
どちらにしろ最悪な状況には変わりない…


 「…抵抗しないのか?抵抗される方が結構そそられるのだがな」


そう言うと腿に手を添えて撫で回す。
その手は這いずり回る様に上がってきてまだ未発達なモノに触れ、
下着の上から擦ったり揉んだりしてくる。


 「――‥ッ」


他の客にこの行為をされても気持ち悪いとは思っても、
こんなに嫌悪感を感じた事はなかった。


 「…どうだ?どんなに嫌がっても感じるのだろう?」

 「ッき‥持ち言い訳ないだろ…!」


身を捩って手から逃れようとするが体の体型から見ても
敵う事出来ずに押さえ付けられるだけだった。


 「クッ‥やはりそうで無いとな」


そう薄く不気味に笑うと無理やり下着を剥いでオレの大事なモノを口に含んだ。


 「…ッはぁぃ‥やぁ…」


吸ったり甘噛みされたりと段々と快楽が体を蝕んで行く。
声を必死に抑えても動きに合わせて甘い吐息が漏れる。
追いやられていくにつれて下に全身の血が流れ集っていき、
呼吸が荒くなる。


 「ひぁッ!も‥ぅ…」


プルプルと首を振り早く、と哀願の瞳を向けて仰ぐが
もう限界に達するという時点で信長の口から自分のモノが出された。


 「な‥んで…」

 「クク‥そんな簡単にイカせるわけなかろう」


残酷な笑みでグイッと前髪を掴み持上げて自分のモノの前に導く。
そして、やり口がイヤらしく最悪な男はその笑み以上に残酷な事を告げる。


 「先にお前のその小さき唇で私を満足させろ。嫌ならお前はそのままだぞ」

 「な…」


反論する暇も無くそり立ったモノに紐を括り付けてキツく縛る。


 「‥いやぁ…」


痛がりさらに涙を流して哀願するオレを信長は楽しそうな観察していた。


 「‥色子は客を満足させるのが仕事だろう」


満足って…こんな性欲な塊みたいなヤツを満足させるなんて一体何時になるんだよッ!
そう叫べたらいいのに‥所詮人間は動物。性欲には勝てない。
それがどんな相手でも……

ゆっくりと信長の着物を解き、既に立上がっているモノに恐る恐る小さな舌でチロチロと舐める。
早く満足させなきゃ苦しいままなのに…。この行為に集中が出来ない。


 「どうした?そんなんじゃいつまでも自由になれないぞ」

頭をグッと押されて無理やり口の奥まで捩込まれて息が出来なくなる。
異物が喉に引掛っている様な感覚がすると同時に、
胃液が逆流してきて無我夢中で押えられていた手を外してその場に嘔吐した。
嘔吐と言っても朝から何も食べて無いので胃液しかでてない。


 「ッガハッ…はァ‥」


何をするんだと睨み付け胸ぐらを掴みかかった途端、
ヤツは狂った様に笑い出した。


 「ハハハッ‥やはり人の苦しむ姿は良い。
それにその瞳…燃えるな」


涙に濡れた金の眼で睨まれた信長がその目が気に入ったのかうっとりと見ている。
そして頬に手を添えて、スッと撫でる様に目元に上がっていく。


 「金の瞳は初めて見た。こんなに美しいとは‥くり抜いて愛でたいものだ」


グッと指で目の上を押してくる。
コイツ本当にくり抜く気か!?


 「ぃ…やだ‥‥やめろぉっ!」

 「ククッ…そうだ‥もっと苦しめ!私を楽しませろ!!」


身を捩って信長の手から逃れようとしても逃れられない。
嫌がれば嫌がる程信長は楽しそうに口元を歪める。


 「‥うっ…くぅ…」


このままじゃ…本当に目が無くなったら、
‥もう幸村の事も見れなくなっちゃう!


 「ゃだ…助けて‥幸村。幸村ぁぁッ!!」


助けになんで誰も来ぬわ!、と信長が高笑いをして泣き叫ぶオレの口を塞ぐ。
それでも呼ばずにはいられない…愛しき人の名を‥
その手を振切ろう押さえ付けられている信長の指を血が出る程噛んでやった。
本当は噛切る勢いで噛んでやるつもりだったが素早く手は退けられて鋭い痛みが頬を打った。


 「小僧…調子に乗りおってそんなに死にたいかッ!」


グッと喉に信長が持っていた短剣が突き付けられる。
頬に冷汗が伝う。
だが、怯まない。
もう決めたんだ…幸村以外に抱かれたくない!


 「いいよ、殺せよ!幸村以外に抱かれるなら死んだ方がましだ!」

 「なら‥死ぬが良い!!」


怒りに震える刀は喉に切傷を付けた後宙に舞い、
オレの心臓めがかけて降ってくる。
死を受け入れるかの様に瞳を閉じる。
最後に見たのがあんなヤツの顔だったなんて…




幸村……






続。



サスケが危ない!!
誰が助けてあげて下さい(笑)
この5話が一番エロイです...
という事は、これ以上エロイシーンは無いです..
エヘ☆



2005/2/6





 
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